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岩淵水門で「あかばねピクニックフェスタ」 水辺空間に屋外サウナなど

屋外サウナエリアの様子

屋外サウナエリアの様子

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 荒川河川敷・岩淵水門(北区志茂5)周辺で3月22日、「あかばねピクニックフェスタ」を開催した。主催は北区観光協会。

サウナテントと岸辺の様子

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 同イベントは、赤羽・岩淵水門周辺の豊かな水辺空間を生かし、都市にいながら自然と触れ合う機会を提供するのが目的。

 今回のサウナエリアの実現には、東京都北区公衆浴場施行条例をクリアする必要があり、北区 防災・危機管理課の協力を得てシャワーや水風呂の水を給水車で確保したり、会場のトイレや付帯設備の電源を確保するために、恒栄電設(岸町1)の協力で「浮体型フィルム型ペロブスカイト太陽電池」で発電した電気を蓄電したものを利用したりするなどして、公衆サウナを提供した。

 サウナを利用した40代男性は「サウナブームの前からサウナが好きでスーパー銭湯で楽しんでいたが、屋外のサウナは初めて。サウナからの屋外の水風呂、水風呂からの小島になっている河川敷にあるリクライニングチェアでととのう体験は、とても非日常感があった。次の開催も楽しみ」と話していた。

 水辺では荒川の流れを生かしたラフティングツアー体験を行った。東京を水害から守ってきた国の重要文化財「赤水門」から現在稼働中の「青水門」までをクルーズ。乗船者はプロガイドの解説付きで都市の風景と自然の調和を体感した。

 荒川知水史料館「amoa」には特設の「amoaカフェ」をオープン。「明壽庵」(神谷1)、「Ferna」(赤羽2)が限定カフェメニューを提供。東洋大学とレシピを共同開発した「赤水門ソーダ」「青水門ソーダ」のほか、当日のために用意した「春のさくら団子サンド」「赤水門パンナコッタ」「青水門パンナコッタ」などを販売した。

 北区観光協会の生駒瑛祐さんは「昨年よりもサウナのレベルが上がったので、詳細な準備が必要だった。より充実したサウナ体験を提供できたのでは。カフェでは、今年は北区内の企業にこだわっての品ぞろえとした。次回もさらに北区らしさを打ち出したイベントにしていきたい」と話す。

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