北区滝野川の「Jギャラリー&カフェ」(北区滝野川6)がリニューアルオープンし、現在、第61回企画展「ありがとうファーム展」を開催している。
同ギャラリーでは自閉症者と知的障害者の芸術作品のみを展示・販売。伝統的な美術教育を受けていない作者の芸術作品は「アール・ブリュット」と呼ばれており、それらの作品を身近に鑑賞できる空間を目指している。
アートを楽しむ快適な環境を整えるため、ギャラリー開設から10年を経て傷んだ壁や床を、オーナーの竹居正武さん家族が総出で補修。「J」の文字をかたどった看板代わりのモニュメントも化粧直しした。妻の美佳さんは「香りに敏感な人に配慮して、十分に臭気が抜けるまで期間を置いてからリニューアルオープンした」と話す。
企画展で展示しているのは、岡山市の就労継続支援事業所「ありがとうファーム」で働くメンバーの作品。同事業所は「知ることは障害をなくす」を合言葉に、飲食店やアート活動の拠点などを商店街の中に構えている。
竹居さんは「福祉事業所が普通の店を数店舗出している。街の人たちと一緒に福祉のまちづくりを行っている。アート活動では、絵画をレンタル・アートという形で企業・団体の数十カ所に貸し出して、事業として成り立っている。作品も素晴らしく、『ありがとうファーム』の温かさと共に感じてもらえれば」と呼びかける。
営業時間は14時~18時30分。日曜・月曜・火曜定休。観覧無料。4月18日まで。