北区商店街連合会の青年部が主催するセミナー「潜入、商店街の舞台裏」が3月4日、北とぴあ(北区王子1)で行われた。
同セミナーは、商店街が物品の売り買いだけでなく、地域コミュニティーの役割を果たしていることに焦点を当てたワークショップ形式のセミナーで、商店街の店主や東洋大学、東京家政大学などの学生らが参加した。
ワークショップを始める前には、一橋大学名誉教授で学生参加のまちづくりに携わってきた林大樹さんが講演を行い、商店街の機能として「経済的機能」「社会的・文化的機能」「まちづくり人材育成機能」があることや自身のまちづくりの経験を紹介した。
講演の後には、赤羽スズラン通り商店街に店を構える「マルノ靴店」(赤羽2)の丸野由美子さんから店舗運営や商店街のイベント運営の説明を聞いた後、5~6人のグループに分かれてワークショップを行った。
ワークショップでは、林さんや丸野さんの話を聞いて、個人で興味を持ったことや自分もやってみたいことなどの話から、グループごとに議論を深めるテーマを設定。最終的に選んだテーマと、それを実現する上での課題や解決方法について発表した。
ワークショップに参加した東洋大4年で、2025年に赤羽で同級生とナリタイカンパニーを共同創業したクリス・ジャスティン陸斗さんは「少子高齢化で商店街からも人が減っていく中でも、商店街の魅力を知っている人もいっぱいいるし、そこで生まれ育った人も近くに大学がある人、会社がある人もいっぱいいる。そうしたローカルな愛を持った人たちと商店街の店主らの互いの需要供給を回し合えればよくなると感じた。学生と商店街の間には大きな壁もあると思うが、実際に商店街で起きていることを見たいという人たちと一緒に未来に向けて取り組んでいければ」と話していた。