
都立浮間公園(北区浮間2・板橋区舟渡2)で5月10日に「星空観望会」が開催された。
星空観望会は2023年秋から年度内に4回開催しており、今回が本年度初の開催となった。日中は雨模様だったが、開催時刻には月や星が見えるようになり、近隣の住民を中心に大勢の人が集まった。
今回は園内の風車前広場に天体望遠鏡2台を設置し、参加者は望遠鏡から月と木星を観察し、普段肉眼では見ることができない月のクレーターや木星の表面の模様を見ることができた。星空にまつわるクイズを解くコーナーを設けたほか、キッチンカーも出店。
主催する「月まち倶楽部」の鈴木祐太さんは「浮間公園は駅の目の前にあるにもかかわらず、広々としていて星空が良く見える立地。近くには住宅街もあるので、家族連れや友人同士で参加が多い。回を重ねるごとに参加者は増えており、多い時は200人程度になることもある」と話す。
鈴木さんは「これまでに望遠鏡をのぞいたことがない人も、この会をきっかけに星空に興味を持ったという声もあり、観望会をリピートしてくれる人も。季節ごとの星空を多くの人に楽しんでもらえれば」と期待を込める。
本年度は、8月9日、10月4日、2026年1月31日に開催予定。