
「赤羽イノベーションサイト」(北区赤羽1)のオープニングイベントが4月5日に開催された。
同施設は新たな産業の担い手の育成や創業や新規事業への参入支援、北区の観光の魅力発信を推進する北区の新たな拠点。
当日は、山田加奈子北区長と越野充博東京商工会議所北支部会長があいさつ。同施設コミュニティーマネジャーの木頃正也さんが施設の概要と今後の事業内容について説明した。
5月には「赤羽イノベーション大学」が開講し、起業に向けてのプログラムを提供する。事業者向けには、北区内で創業するメリットを実感できるような「ローカルプレーヤーイベント」を行い、両方合わせて年間100コマ以上のプログラムを予定している。
基調講演では、ゼブラアンドカンパニーの田中苑子さんが「社会性と経済性の両立を目指すローカルプレーヤーのための支援や拠点の在り方とは」と題して、地域におけるエコシステム形成の流れについて解説し、具体的な事例を紹介した。
参加した北区在住の50代女性は「起業に向けて手厚い支援が受けられると感じた。既に創業している事業者にとっては新たな情報やプレーヤーに出会える交流拠点になり、ここから新たな事業展開の可能性もあるのでは」と期待を寄せる。
開館時間は10時~20時。年末年始・日曜・月曜休館(月曜が祝日の場合は次の平日)。コワーキングスペースの利用は無料。