東京商工会議所北支部が1月22日、北とぴあ(北区王子1)の飛鳥ホールで新年賀詞交歓会を開催し、区内の経済団体や中小企業の代表など約220人が集まった。
飛鳥山で採取、培養した酵母を使った日本酒「飛栄」の酒かすを使ったカヌレ試食の様子
冒頭、同支部の越野充博会長があいさつ。「最近『不透明な時代』と言われているが、いつの時代も、中小企業は不透明な状況の下でも脇を固めて、どんな球が飛んで来ても柔軟に対応することで、これまでの危機も乗り切ってきた。このような時こそ、知恵を出し合う仲間がいるいうことが何よりの力となる。そういう意味で北区をはじめとした官公庁の皆さま、民間の北区内外の皆さまが一堂に会して、北区を盛り上げようと頑張っておられる。こんな心強いことはない」と話し、主だった参加者を紹介した。
東京商工会議所が推進しているパートナーシップ構築宣言について、「中心となる親会社がそれぞれの宣言の仕方で構わないので、宣言していただきたい」と促した。最後には干支(えと)の巳(み)年に触れ、「手も足もない蛇はあばら骨で前へ進むという。脱皮して柔軟に対応し、あばら骨でも歩くという気概で、みんなで北区を前に進めていこう」と結んだ。
東京商工会議所の田川博己副会頭、山田加奈子北区長らのスピーチ後、永年会員表彰も行った。その後、立食ビュッフェ形式の懇親パーティーが催され、渋沢栄一が住居を構えた飛鳥山で採取・培養した酵母を使った日本酒「飛栄」の酒かすを用いたカヌレの試食、北区ゆかりの物販なども行われた。