「わら焼きモンドラゴン」(北区王子1)が9月24日、王子にオープンした。経営はわら焼きモンドラゴン協同組合。
店名の「モンドラゴン」はスペイン語でドラゴンが住む山という意味があり、スペインのバスク地方にはモンドラゴン協同組合という「誰もが経営、誰もが労働」をモットーに組合員が公平に利益を分配できる仕組みがあり、同店でも採用している。
もともと飲食店だった物件に「わら焼き」ができる設備を導入した店内は、コの字型のカウンターに15席と4人席のテーブル1卓を設ける。
メニューは、わらで焼いた焼津産のカツオ(780円~)をはじめ、名古屋名物のどて煮、北海道産の黒枝豆、お酒も宮崎県のヘベスを使ったサワー(以上480円)や高知のぶしゅかん(580円)などの各地の特産品を使ったものをそろえるほか、ドラゴンフルーツを使ったオリジナルドリンク「モンドラゴンサワー」(680円)も提供する。
同店組合員の吉原隆平さんは「オープンして2週間足らずだが、既に組合員からさまざまな意見が出て、メニューや売り上げの分配方法も進化し始めている。これからも組合員同士で意見交換し、メニューも運営の仕方も創意工夫していってほしい。モンドラゴンの仕組みがうまくいけば、さまざまな業態に広げていきたい」と話す。
営業時間は17時~22時(土曜・日曜・祝日は16時~)。