市民が主体となって地域の課題をビジネスの手法で解決する「コミュニティービジネス」をテーマにしたシンポジウムやセミナーを9月、北区が開催する。
9月11日に開くシンポジウムでは地域密着事業で起業した2人が登壇。高齢者・障がい者への医療・介護保険サービスと便利屋業など保険外サービスの提供を行っている「さくら総合福祉」の張原正義さんと、子どもの教育課題に取り組む「あおぞら作文教室」の眞野玲子さんが自身の体験をオンラインで紹介する。
9月21日・28日には、北とぴあ(北区王子1)でセミナーを開催。事例を交えながらコミュニティービジネスの課題整理と手法を学ぶことから始まり、ワークを通してアイデアを具体化する方法などを学ぶ。講師には全国の商店街や個店など支援し、地域活性化のための幅広いコンサルティングを実践している「テイクスペース」の竹林晋社長が担当する。
張原さんは「例えば弊社が8月に始めた家電製品販売の事業は、高齢者の生活課題解決のための取り組み。独居の高齢者にとって家電の買い替えはとても大変で、それをサポートしたいと思ったのがきっかけ。このように地域の課題に向き合ってビジネスをしたい人は、ぜひ参加を」と呼びかける。
開催時間は、シンポジウム=18時30分~20時30分、セミナー=両日共9時30分~11時30分。参加無料。要事前申し込み。