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赤羽会館で絵本の読み聞かせ教室 地域での多世代交流目指し開講へ

チラシを手に参加を呼びかける高橋さん、塚田さん、相良さん

チラシを手に参加を呼びかける高橋さん、塚田さん、相良さん

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 「シニアの絵本読み聞かせ教室」が9月4日~11月20日まで計12回にわたり、赤羽会館(北区赤羽南1)で開催される。主催は北区、運営は東京都健康長寿医療センター研究所・社会参加とヘルシーエイジング研究チームが担う。

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 同教室は、「読み聞かせ」を通して認知症予防や閉じこもり予防効果を主目的に、心身機能や認知機能の向上だけでなく、受講後に地域で活動する自主グループの立ち上げを目標に、地域との交流を生み出す効果を狙う。

 全12回の教室では絵本の読み聞かせインストラクターが選書の仕方から具体的な読み方までを指導。音読に必要な口腔(こうくう)トレーニングや柔軟体操、簡単な脳の元気度チェックも行う。

 同教室で始まったボランティアグループ「りぷりんと・北」はリノア北赤羽(浮間1)で、親子向けの読み聞かせを継続して行う。他にも地域の居場所や公園でのあおぞら読み聞かせ、高校の選択授業、小学校、保育園などからも要請があり、地域での交流の幅を広げているという。

 同チームの塚田花音さんは「絵本との出会いや新たな交流を通して、一人一人の変化が分かる」と話す。高橋知也さんは「読み聞かせは、まさに全身を使った文化的な活動。最近では大人も楽しめる絵本も多く、参加者が楽しみながら、さまざまな世代の人に絵本の魅力を届けることができる。地域活動に興味ある人は、ぜひ参加を」と呼びかける。

 参加無料。定員は15人。申し込みは8月9日まで、長寿支援課で受け付ける。

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