東京都北区は8月1日、迅速な災害情報の発信と防災意識の啓発のため、スマートフォン向けに「北区防災アプリ」の配信を始めた。
同アプリでは、避難情報、災害情報マップ、交通・ライフライン情報、気象情報、区内の被害状況などの災害に関する情報を確認することができる機能とコミュニティー機能を備え、いずれもプッシュ通知で情報を得ることができる。
コミュニティー機能は、同アプリの利用者が日頃から防災に関する話題を自由に設定して、コミュニティーを作成することができる。コミュニティー内では、利用者同士がチャットで情報のやり取りが可能となり、自分が参加しているコミュニティー内の話題に投稿や返信があるとプッシュ通知が届く仕組み。
北区防災・危機管理課長の宮島由香さんは「このアプリでは、避難指示などの情報をプッシュ通知で受け取ることができる。プッシュ通知を受け取ったら、アプリ内で災害情報マップや交通・ライフライン情報などを確認して、自分の置かれた環境に応じて最善の行動を取るための情報を確認することができる」と話し、「防災は日頃の備えが大事。アプリを活用して、緊急時に備えた防災知識や防災地図・ハザードマップを確認したり、家族や友人、同僚でコミュニティーを作ったりして備えてほしい」と呼びかける。
現在はiPhone版を用意し、アップルストアでダウンロードできる。Android版は8月上旬に公開予定。利用無料。