北区主催の「コミュニティビジネス交流会」が7月16日、北とぴあ(北区王子1)で開催され、44人が参加した。
コミュニティービジネスは、市民が主体的に地域課題をビジネスの手法で解決する事業の総称で、北区では2016(平成28)年から、地域課題に取り組む担い手同士のつながりづくりをするために開催され、今回で9回目。
今回は「飛鳥山公園という地域資源を生かす」をテーマに、同園周辺に店を構える「飛鳥山テラス」の早瀬可依子さんと、周辺に事務所を構える「飛鳥山ラウンジアンドラボ」の斉藤隆夫さんが自身の事業を紹介した後、同園でさまざまなイベントなどを行う「ぷらっとマルシェ」の椿克美さんがファシリテーターとなり、3人によるトークセッションを行った。
トークセッションでは、3人の共通点でもある「建築」を切り口に飛鳥山公園という地域資源の可能性などについて話が展開された。
第2部は、早瀬さんらに加え、北区で地域課題の解決に取り組む起業家らも参加した交流の機会となり、前半は、「子育て」「まちづくり」「観光・文化交流」など自分の興味のある分野のグループごとに交流し、後半は会場内を自由に移動して多くの新たなつながりが生まれた。
北区産業振興課の小山恵美さんは「今回は『飛鳥山公園という地域資源を生かす』をテーマとしており、北区の魅力を再発見するとともに、地域を盛り上げる事業展開について知る良い機会になった。参加者が温めているビジネスプランのヒントとなり、本年度開催する北区ビジネスコンテストにもつながれば」と期待を寄せる。