東京王子ロータリークラブと台湾・台北府門ロータリークラブが国際共同奉仕事業として、児童養護施設「星美ホーム」(北区赤羽台4)にスポーツ用備品、家具を寄贈し、5月18日、贈呈式が行われた。
両ロータリークラブは35年にわたり姉妹クラブ提携を継続し、友好関係を築いてきた。毎年度、両国の地域福祉向上を目指して同事業を実施。20回目となる今回は、東京王子ロータリークラブの本拠地である北区内唯一の同施設に卓球台とダイニングチェアを贈った。
式では両クラブ会長あいさつの後、熊本幸子同ホーム施設長より謝辞が述べられた。台北駐日経済文化代表処の蔡明耀副代表と山田加奈子北区長があいさつ。山田区長は「社会的な課題として子育ての環境を整え、みんなで子どもを育てていこうという機運を高めることが大事。星美ホームとロータリークラブの皆さまと力を合わせて取り組んでいきたい」と抱負を話す。その後、寄贈された卓球台が壇上に出され、子どもたちが腕前を披露する場面もあった。
「この一年、『子どもたちのために』を合言葉に活動してきた。この事業が星美ホームの子どもたちの笑顔、勇気づけにつながれば大変うれしい」と同クラブの田中崇彦会長。台湾同クラブの陳彦廷会長は「子どもたちは私たちの希望。子どもたちの安全と健康が我々の願いであり、ロータリークラブが少しでも役にたてれば光栄」と話す。