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渋沢栄一の業績を声に出して朗読 飛鳥山公園で生誕日に

朗読ワークショップの様子

朗読ワークショップの様子

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 渋沢栄一の生誕日に、その生涯を描いたテキストを声に出して読むイベントが飛鳥山公園のれすとらん館内「shibusawa hatコミュニティスペース」(北区西ヶ原2)で3月16日、開催された。

芥川龍之介の短編「蜜柑」のひとり語りの様子

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 主催は「語りと和楽の芸人衆 かたりと」。今回は「渋沢栄一ご当地! 朗読ワークショップ その偉業を声にする生誕日」と題し、北区渋沢栄一プロジェクト推進事業助成金活用事業の一環で行った。

 当日はナレーター・語り手の北原久仁香さんのナビゲーションで、参加者が声による表現を体験した。テキストの題名は「LOVE LIVE LEAD 渋沢栄一の愛した北区 ~変わることを恐れなかった、その人生~」で渋沢と北区の関わりの深さに触れる内容。テキストを区切って一人一人が読み上げ、北原さんから、声の大きさや抑揚の付け方など具体的にアドバイスを受けた。

 飛鳥山は渋沢が居を構え、内外の賓客を招く場として使い、後に家族と共に日常生活を過ごす本邸となったゆかりの地。

 北原さんは「渋沢翁の功績を繰り返し声に出してインプットすると、その偉業を誰かにアウトプット、語りたくなる。そうやって知らない人に伝えていってほしい。草の根の伝承運動のつもりで行っている」と話す。

 併せて、北原さんによる芥川龍之介の短編「蜜柑(みかん)」のひとり語りも行われ、芥川の旧居跡に芥川龍之介記念館(仮称)の建設が始まることなどが紹介された。

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