「いわぶちまち防災オープンDAY」が3月2日、岩淵かっぱ広場(北区岩淵町)と八雲神社(岩淵町)で開催された。主催は岩淵まちづくり協議会。
同協議会は地域住民が主体となり北区と連携しながら「災害に強いまちをつくる」と「町の歴史や文化を大切にする」の2つの視点で運営しており、会場となった同広場の再整備案を策定した。
再整備された同広場の園名板には、岩淵町に残る河童伝説から河童が描かれ、そのデザインは地域の子どもたちから人気があったものを選んだという。マンホールトイレを備えるなど、防災広場としての機能も備えている。
同イベントでは、岩淵かっぱ広場の防災設備であるかまどベンチを使い甘酒を振る舞ったほか、八雲神社では防災ワークショップを開催。ロープのパラコードを使ったアクセサリーや新聞紙を使ったスリッパ作りなどを行い、災害に備えて岩淵町の防災に関する情報や防災知識を学ぶ場とした。
併せて、防災グッズを進呈するスタンプラリーも企画。岩淵町の銭湯「岩の湯」や長屋を生かしたまちづくり拠点「コトイロ」などがチェックポイントになった。
コトイロの織戸龍也さんは「こうしたイベントは継続が大事。今後も工夫して多くの住人が参画しやすいまちづくりを目指したい」と意気込みを見せる。