北区が、SDGsの理念に賛同し推進している企業などを「東京都北区SDGs推進企業」として認証する制度に基づいて26社を決定し、2月6日、北とぴあ(北区王子1)で認証式を行った。
北区ゆかりの偉人である渋沢栄一の理念・功績はSDGsに通じるとして注目され、北区では、渋沢栄一の精神を受け継ぎ、新しい時代に必要とされる事業者の取組みを支援するため、2023年度に認証制度を開始した。これは国が定めた地方創生SDGs登録・認証等制度ガイドラインの認証モデルによるもので、北区が23区初となる。
本年度は26社を認証し、各社に認証書を授与した。式典ではやまだ加奈子区長のあいさつ、永沢映北区SDGs推進企業認証審査会会長が総評を述べた。永沢会長は「今回認証された企業が中心となって北区でのSDGsを盛り上げていってほしい」と期待を寄せた。
その後、渋沢翁の玄孫(5代目の孫)に当たる、シブサワ・アンド・カンパニー社長の渋澤健さんが「渋沢栄一の『論語と算盤』の現代意義とSDGs」をテーマに基調講演を行った。