脱炭素意識啓発のためのオンラインセミナー「脱炭素セミナー~脱炭素に向けたはじめの一歩~」を12月20日、瀧野川信用金庫(北区田端新町3)が開催した。
同セミナーは、信金中央金庫とe-dashとの共催で、中小企業が脱炭素に取り組む意義やCO2排出量可視化の重要性などについて講演を行い、28人が参加した。
信金中央金庫の中尾耕祐さんは「脱炭素の取り組み意識は、全国的には地域ごとにバラツキがある。これからは中小企業もCO2排出量の情報開示や削減が経営上の重要テーマになることを見据えて、しんきんグリーンプロジェクトを立ち上げた。同じように取引先へ脱炭素の意識啓発したい瀧野川信用金庫より相談があったことがきっかけで、連携先のe-dashと一緒に企画した」と話す。
主催した瀧野川信金の吉野雅仁さんは「都内では脱酸素の取り組みが進んでいないのが現状。これから中小企業も取り組む必要が出てくる。北区のCO2排出量は2020年度実績で105.8万トン。発生源の割合では電力が最も高い。省エネ行動を心がけるだけではなく、CO2排出量を見える化して、自社の現状を把握するところから一緒に取り組んでいければ」と意欲を見せる。