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北区在住、育休中の防災ママが電子書籍出版 記念セミナーも

著者の永吉美さとさん(中央)と東和興業ホイクリー事業部担当者 「ちゅーちゅーず」と一緒に

著者の永吉美さとさん(中央)と東和興業ホイクリー事業部担当者 「ちゅーちゅーず」と一緒に

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 北区在住の育休中で2児のママである永吉美さとさんが1月30日、Kindle版電子書籍「今が、その時~死なない部屋づくり~」(300円)を出版した。

セミナー会場となる「いろむすびcafe」が入るコトニア赤羽外観

 アウトドア好きで自然の危険について講習を受けるなど、日常的に知識や防災意識は持ち合わせていたという永吉さんだが、東日本大震災が発生した際、栃木県で単身被災。道具や知識も必要ながら、友人の存在に助けられたと知ったことが、さらに防災に興味を深めるきかっけになったという。

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 永吉さんは「結婚、出産を経て子どもが一緒の場合は、一般的な防災法が当てはまらないことも実感している」と話す。自衛消防技術や応急救命方法を学び、職場やプライベートで指導も行ってきたという。「建物の倒壊や家具の配置による危険が予想されているにもかかわらず、何もできていない人が多いと感じる」とも。

 同コンテンツでは、家具の配置や動線を確保したり、家具を耐震化したりすることで、部屋の中で避難ができる環境づくりを子育て中の母親目線で書いた。「災害で絶対に死にたくない人、大切な人を守りたい人、子どもに防災の教育をしたい人、本当の避難訓練が知りたい人にお薦めしたい」

 永吉さんは「災害が発生した時に防災を考える人は多いが、常に防災意識を持ってくれる人が増えるとうれしい。死なないために、死なせないために、今できることから、どんなささいなことでもいいので始めてほしい」と呼び掛ける。

 2月22日には、同コンテンツの出版記念セミナー「子どもを震災から守る 死なない部屋づくりとは」を開催する。主催は東和興業で保育園を対象に幼児向け講座を展開するホイクリー事業部(江東区)。1部=永吉さんの講座、2部=同社による「トイレの使い方講座」の2部構成で予定。同社の中村香菜代さんは「トイレ講座は当社として初開催となる。講座ではホイクリー公式キャラクター『ちゅーちゅーず』が登場する。幼児のお子さんが一緒に参加しても飽きないようプログラムを考えた。楽しみながら参加してもらえれば」と話す。

 永吉さんは「今後は幼稚園や保育園でのセミナーなど活動の場を広げていきたい。今回のセミナーを通じて、子育て世帯の人が集まり、災害の際に必要な地域のつながりの場となれば」と期待を込める。

 会場は「いろむすびcafe」(北区中十条4)。開催時間は15時~17時。参加無料。子ども同伴可。専用ホームページで申し込みを受け付けている。