旧古河庭園(北区西ヶ原1)で10月7日、「秋のバラフェスティバル」が始まった。
毎年春と秋に開催するバラフェスティバルでは約100種200株の品種が楽しめる。今年は例年より開花が遅く20日ごろに見頃を迎える見込み。大きな花を一斉に咲かせる春バラとは違い、秋バラは小ぶりで色が濃く、香り豊かな花を順次咲かせるのが特徴という。
期間中、バラのジェラートやグッズ販売を行う「ROSE SHOP」が営業するほか、ガイドボランティアによる庭園ガイドや11月5日には弦楽四重奏の「秋バラの音楽会」(雨天中止)も行う。
副サービスセンター長の岡部直子さんは「11月になると紅葉とバラが楽しめる。洋館と洋風庭園、日本庭園と同時に楽しめる場所は少ないので、この季節ならではの旧古河庭園を楽しんでほしい」と話す。
今年は、千葉工業大学と東京都公園協会が共同開発したスマートフォンアプリ「旧古河バラコレ」を配信。オリジナル図鑑が作れるアプリで、撮影したバラを品種ごとに図鑑のようにまとめ、解説付きで見返すことができる。利用無料。撮影した写真をアプリ内のページから提供することで品種自動判別アプリ開発に活用されるという(提供は任意)。
岡部さんは「アプリをダウンロードして図鑑を埋めながらの観覧もお勧め。開花のタイミングが異なるので完成を目指して2度、3度と足を運んでもらえれば」と来園を呼びかける。
開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は、一般=150円、65歳以上=70円(小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)。11月10日まで。