「北とぴあ演劇祭2023」が9月16日から、王子駅近くの北とぴあ(北区王子1)で開催される。
「みる・でる・つくる」をキャッチフレーズに、図書館や学校のように、街に劇場があり、演劇を見たり、演じたり、学んだりすることができる「演劇のある生活」を目指し行っている同イベントは今年で24回目。北とぴあ開館10周年記念事業の一環として、区内の演劇鑑賞団体の協力を得て2000(平成12年)に始まった。
期間中、区内高校の演劇部や同区を拠点に活動するアマチュア劇団の公演、実行委員会の企画公演として学校の枠を越えて集まった中高生が参加する公演、公募で集まった一般市民がプロの指導の下、ワークショップを重ねて作り上げた作品を発表する公演など28団体が参加。現代劇や大衆演劇などジャンルもさまざまに、それぞれの持ち味を生かした公演を披露する。
入場料は無料~1,000円程度で、公演は1~2時間程度。期間中、演劇を楽しむための講座やワークショップも開催する。
実行委員長の伊澤玲さんは「期間中は、舞台照明、舞台美術、脚本ワークショップなどの舞台を楽しむための講座や大衆演劇ワークショップなど、老若男女、演劇経験あるなし関係なく楽しめる工夫が満載。参加団体も、社会人劇団や高校演劇部、障がいのある人たちで作る劇団など北とぴあ演劇祭でしか見られない顔ぶれ。地元商店街の協力を得て、街歩きをしながら演劇を繰り広げる企画もあり、北とぴあだけでなく、地域全体が盛り上がるような演劇祭を目指して開催する」と見どころを話す。
公演プログラムはホームページで確認できる。チケットは北とぴあ1階チケット売り場で販売するほか、各団体でも扱う。
9月10日にはオープニングイベントを予定。10月15日まで。