十条冨士神社(北区中十条2)で6月30日と7月1日、十条冨士神社大祭が開催される。
同社はJR十条駅下車徒歩10分の場所にあり、今年もフジサンロード沿いには約200店の露店が出店予定。境内では縁起物の札(500~1,000円)などを頒布する。
富士塚は江戸時代に富士山に登ることができなかった人々が地域の小山を富士山に見立てて参拝したもので、同社の祭りは7月1日の富士山の山開きに合わせて開催している。 同祭は古くから「お冨士さん」の名で地域の人に親しまれ、近年では2日間で5万人ほどの人が訪れるという。昨年の大祭は、東京都が行う再整備工事に伴い、近隣に設置された仮宮で3年ぶりに開催したが、今年は再整備後の富士塚で開催する。
十条冨士神社大祭の祭礼委員長を務める榎本孝さんは「地元で長く親しまれているので、近年は家族連れでだけでなく、中高生が友達同士で集まる場になっている。十条だけでなく近隣から電車で来る人も増えている。宮や石碑は仮宮から元の場所に戻っているので、ぜひ、参拝しに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は9時~20時。