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飛鳥山公園に飲食店 コミュニティー空間併設、「現代の社交場」目指す

「れすとらん館」の外観

「れすとらん館」の外観

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 飛鳥山公園内(北区西ヶ原2)に3月21日、イートインとテイクアウトの2店舗から成る飲食店「shibusawa hat れすとらん館」がオープンする。

店内の様子

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 両店が入る施設の開業は飛鳥山公園の魅力向上事業「shibusawa hat」の一環で、北区初のPark-PFIを活用している。Park-PFIは、都市公園において飲食店などの収益施設の設置、管理を行う民間事業者を公募により選定する公募設置管理制度のこと。同事業でも、れすとらん館や展望ひろば、トイレのリニューアルなどの事業投資を行い、飲食やイベント運営などの収益の一部を公園の維持管理に還元する。

 Park-PFI代表企業の大日本コンサルタントの事業マネジメント推進部長の小野貴之さんは「飛鳥山公園は、徳川吉宗の時から多くの人が集い、親しまれてきた場所。渋沢翁も居を構え、国内外の著名人を集めて社交場としており、今も桜やアジサイ、ケヤキ、イチョウで四季が彩られる魅力的な場所をさらに魅力的な場所にしてきたい」と話す。

 イートインの「エプロンマーク」はカフェレストランで、テイクアウトの「マイミーマイン」では、パリの3つ星レストランで修業したパティシエが作る「公園でピクニックが楽しめるおやつ」などを販売するという。

 同店そばにはコミュニティースペースも併設。ワークショップやポップアップショップなど、公園内で学んだり、体験したり、交流したりできるイベントを開く予定だという。

 同社事業マネジメント推進副部長の高柳乃彦さんは「もともと魅力のある飛鳥山公園を今回の制度を活用してさらに魅力的な場所にするための循環を作っていきたい。渋沢栄一翁がいろいろな事業を立ち上げたように、コミュニティースペースや展望ひろばなどを活用して、みんなで今の時代に合わせてやっていければ」と話す。

 営業時間は、エプロンマーク=11時~22時、マイミーマイン=9時~16時。月曜定休。

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