「第9回北区花火大会」が10月22日、荒川河川敷・岩淵水門周辺で3年ぶりに開催された。
同大会はコロナ禍により2年連続で中止していたが、今年はJ:COMの中継放送と協賛者への観覧指定席という形式をとり開催が実現。4幕に分けた演出と共に約1時間の間に6600発の花火が打ち上げられた。
第1幕では「再始動・北区のチカラ」をテーマに、コロナウイルス感染拡大を乗り越えて、地域の力で再開することができたことなどのナレーションとともに花火が打ち上げられ、第2幕では、歌手の水森かおりさんが歌う「しぶさわくんの唄」の音源を初披露。歌に合わせた花火やJR赤羽駅のホーム音にもなっているエレファントカシマシの楽曲が花火とコラボレーションした。
第3幕は「日本煙火藝術協会」に所属する9人の花火師による5号芸術玉が和太鼓の合図で打ち上げれ、第4幕は「都心のオシャレな花火」をテーマに、リミックスされたクラシック音楽とともに花火が打ち上げられ、フィナーレを迎えた。
北区在勤の男性は「3年ぶりの花火大会に感動した。コロナ禍で日常だと思っていたものがなくなり、地域や一緒に働く人たちのありがたさが身にしみた3年間だった。10回目の開催を楽しみに明日からも頑張りたい」と笑顔で話していた。