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書店巡りを楽しむ「御書印プロジェクト」にしかのいえ本の茶屋が参加

書店巡りの証しとなる印と一筆を記録する「御書印帖」を持つ、しかのいえ本の茶屋の鹿野青介さんと鹿野華代子さん

書店巡りの証しとなる印と一筆を記録する「御書印帖」を持つ、しかのいえ本の茶屋の鹿野青介さんと鹿野華代子さん

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 全国各地を巡りながら書店や書店人との交流を楽しむ「御書印(ごしょいん)プロジェクト」に7月11日、「しかのいえ本の茶屋」(北区上十条2)が参加した。

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 北区内では、子どもの本「青猫書房」(赤羽2)、ブックスページワン イトーヨーカドー赤羽店(赤羽西1)に次いで3店舗目。

 同プロジェクトは、「御書印帖」と呼ばれる無地の冊子に印と一筆(御書印)をもらいながら、プロジェクトに参加する全国の書店(御書印店)を巡り歩くスタンプラリーの一種で、2020年3月1日に始まった。2022年7月11日現在、御書印店は全国で363店を数え、1都3県70店舗以上ある。

 御書印帖に50カ所の異なる御書印を集めて同プロジェクトの事務局に送ると、「巡了者」として認定され、「巡了印」を捺(お)して返却してもらえる。巡了者認定先着150人には「御書印特製図書カード(1,000円分)」も進呈。

 しかのいえ本の茶屋は、住宅街の一軒家を活用して各種イベントや教室などを行っているコミュニティースペース「しかのいえ」の一室に設けられた、新刊書籍とお茶を売る小さな店。同店は2020年7月5日にオープンした。同店では手数料200円で御書印の対応をしており、先着20人に御書印帖を無料で配布している。

 店主の鹿野青介さんは、都内の出版社に30年以上勤務した後に独立し、妻の華代子さんと2人で同スペースと同店を立ち上げた。「自宅の一室を開放して営業する『住み開き』スタイルの小さな書店が、名だたる老舗書店と同じプロジェクトに参加できていることに驚いている。本の世界、書店の世界を楽しんでいただけるよう全力で頑張りたい」と鹿野さんは思いを語る。

 しかのいえ本の茶屋の営業は金曜・土曜・日曜の13時~16時(臨時休業日を除く)。

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