赤羽のラーメン店「夏海」(北区赤羽1)が10周年を迎え、2月5日に限定ラーメンを提供した。
当日は、感染症対策で密になりすぎないようにと整理券方式で提供した。配布は8時からを予定していたが、朝早くから行列ができたため20分早めて7時40分に配布を開始。195食を用意したが全て完売。整理券は8時30分ごろには配布を終了したという。
限定ラーメン「和牛地鶏宍道湖しじみ出汁(だし)塩中華蕎麦(そば)」(1,700円)」は「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀(こはく)」と「麺屋さくら井」の3店合作のラーメン。店主の吉越旭さんが以前勤めていた「麺処 ほん田」で一緒に働いていたメンバーとの共同開発だという。現在はそれぞれが独立して店を営んでいるが、同店の10周年を盛り上げるため集まってくれたという。
「一緒にメニューを考えた2店舗のファンの方もわざわざ遠方から来てくれたりして、想定以上に多くの方に来店いただけてうれしい限り」と吉越さん。
スープは毎年周年記念と7月23日(夏海の日)にしか使わない牛を使ったスープと、「琥珀」で使う宍道湖シジミ、「さくら井」で使う比内地鶏を合わせ3店の良さを掛け合わせたという。さらに「周年プレゼント」として「ほん田」の店主からもらった青森シャモロックを加えた。麺は「心の味食品」のハルユタカ小麦使用の特注麺を使い、10周年ならではのこだわりの一杯に仕上げたという。
「最初に牛が来て、スープが冷めて中盤になるとシジミの味が広がっていく。鶏がうま味を引き立てていくので味の変化を楽しみながら最後まで楽しめる一杯になった。トッピングの大根の食感の変化なども楽しんでもらえて、おいしかったとの感想を頂けて安心した」と振り返る。
「11年目も楽しんでいただけるよう、レギュラーメニューも限定メニューもさらに良くしていきたい。これからもよろしくお願いします」と意気込みを見せる。