順天高校(王子本町1)の生徒らが渋沢栄一をイメージして開発した菓子パンが10月1日から、販売されている。
同高は昨年9月、渋沢翁ゆかりの地で学ぶ教育機関(埼玉県立深谷商業高校、日本薬科大学、東都大学)と連携し、フジパンの協力の下、渋沢翁に関連する新商品開発にチャレンジする「渋沢栄一プロジェクト」をスタート。「順天高校×日本薬科大学」と「深谷商業高校×東都大学」の形でチームに分かれ、商品のアイデア作りやパッケージのデザイン、店頭POPの作成にも取り組んだ。
順天高校の生徒らは日本薬科大学の学生らのサポートを受けながら、シナモンが香るカラメル風味のクッキーソボロとリンゴジャムを使った『りんごのケーキ~タルトタタン風~』を開発。渋沢翁は甘いものが好きだったというエピソードと、渋沢翁が1867年に日本政府代表団の一員として赴いたパリ万博での滞在先がフランスであったことから、フランスの伝統菓子をイメージした商品となる。
プロジェクトに参加した順天高校の生徒は「りんごのケーキ~タルトタタン風~の販売が始まった。この洋菓子を通じ、渋沢やそのゆかりの地に少しでも興味を持っていただけたら」と話す。
東北・関東・中部のスーパーなどで扱う。販売は11月30日まで。