浮間公園(北区浮間2・板橋区舟渡2)にある「浮間ヶ池」のカキツバタが開花している。「浮間ヶ池」は浮間公園を象徴する池で、元は荒川が流れていたところに大正から昭和にかけて行われた河川改修工事によって川の流れが変わり、その一部が池となった。
カキツバタは準絶滅危惧種に指定されているアヤメ科アヤメ属の植物で、例年5月初旬から6月下旬ごろまで花を咲かせる。花は公園正面入り口からほど近い場所の池のアシ際(ぎわ)に多く咲いており、このエリアはカキツバタ保護地区となっているため、野鳥が侵入しないような仕掛けが施され、釣りをすることも禁止されている。
桜やチューリップが咲き誇った公園は春の花から初夏の花に季節を変えて来園者の目を楽しませている。