浮間公園(北区浮間2・板橋区舟渡2)のシンボルにもなっている風車の近くで12月5日、「みんなで作るチューリップガーデン」ワークショップが開催された。公益財団法人東京都公園協会浮間公園サービスセンターが主催し、まちづくり北(赤羽西2)がプロデュースする「うきまガーデンカフェプロジェクト」の一環。
当日は、延べ100人を超える市民ボランティアと協会職員、講師を勤めたガーデンデザイナー・平工詠子さんら合わせて119人の手によって、いったん7000球のチューリップの球根が植えられた。後日残りの3000球も近隣の保育園児たちの手によって植えられ、チューリップの数は合計1万球となった。
同プロジェクトでは、チューリップの球根の購入代金を捻出するためのクラウドファンディングも行い、目標金額50万円の約115%に当たる57万7,000円が60人の支援者から集まった。
同センターの三村和子さんは「冷たい小雨が降る中、多くの参加者の協力でたくさんの球根を植えることができた」と振り返る。
まちづくり北の宮坂一朗社長は「浮間公園のシンボルとなっている風車はこの地域のランドマークでもある。そこにチェーリップが加わることで新たな観光資源が生まれる。今回のプロジェクトが、浮間公園を大切に見守ってきた地域のボランティアと新たな転入者が融合したシビックプライドとなり、街を成長させる一助になってほしい」と期待を込める。
同プロジェクトではチューリップが花開く来春の4月にはマルシェイベントやオープンカフェの開設なども予定している。