漫画家・清野とおるさんデザインのマンホールぶたが赤羽に設置されたことを記念して、まちづくり北(北区赤羽西2)が8月1日、マンホールをかたどったグッズを発売する。
グッズは、ラバーコースター(税別900円)、アクリルキーホルダー(同500円)の2種類で、第1期販売店はネットショップBASEの他、文教堂赤羽店(ブックストア談)(赤羽1)、ブックスページワン イトーヨーカドー赤羽店(赤羽西1)、お菓子の種屋中央街店(赤羽1)の3店舗。
グッズ製造と販売を手掛ける同社は、「北区花火会」「北マルシェ」など、さまざまな取り組みを通じて北区の地域活性化事業に携わる。グッズ販売の企画がスタートしたきっかけについて、社長の宮坂一朗さんは「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、都内に点在するデザイン・マンホールを巡る東京都企画のスタンプラリーが延期になったことだった」と話す。設置された清野さんデザイン・マンホールぶたを地域のために生かしたいと考えた宮坂さんは、関係者との調整の末にグッズの製造販売を実現した。
第2期以降の販売では、コースターグッズを持参すると飲食店で割引サービスを受けられるほか、店頭でグッズを扱うなど、地域内の拠点との連携を強化し北区を盛り上げていく計画だという。
同社は今後、2021年に放映予定の渋沢栄一を主人公とするNHK大河ドラマとの関連で区立飛鳥山博物館の一角でオープン準備が進んでいる大河ドラマ館の土産物売り場でも、グッズ販売できるよう働き掛けていく予定。「今回の事例をきっかけに、十条、王子、田端といった町単位で、住民主導の形で地域活性化につながるグッズがさらに生まれてほしい」と期待を込める。