赤羽東口の「ハゲ割」で知られる「ホテルテトラ赤羽」(北区赤羽1)のキャラクター「ハゲ割人形」が12月のクリスマスシーズンを迎え、自慢の「ハゲ頭」を隠しサンタ帽子をかぶることになった。
11月の時点では「会社の看板でもある『ハゲ割人形』が帽子をかぶるなど本末転倒」と話していた同ホテル主任の根本幹夫さん。池袋、幕張、鶴見など首都圏のグループホテルを歴任してきた経験から当初はクリスマスだからと言って帽子をかぶる装飾は考えていなかったという。
しかし、赤羽はさいたまスーパーアリーナで行われるアイドルのコンサートをはじめ深夜ドラマの舞台にもなり、聖地巡りで赤羽の街を訪れる女性客が増えている。赤羽に今年赴任した根本さんも近隣を散策し研究した結果、「飲食店や駅のイルミネーションなど、やはり冬のクリスマスムードにはかなわない。寒い冬にはお地蔵さんも帽子をかぶっているし、今は女性客や若い人に喜んでもらえるサンタの衣装に納得している」という。
「線路が近いことから、鉄道ファンが部屋番号を指定して予約することもある。北区は多くの鉄道ファンが訪れる環境があるので、ハゲ割だけではなく赤羽らしい宿泊プランを検討したい」と話す。
宿泊プランは「男性専用カプセルルーム」(2,900円~)、「シングルルーム」(5,000円~)など。「ハゲ割」は宿泊料金から500円を割り引く。ハゲ割人形のように帽子やかつらをかぶっていても自己申告とスタッフの判断で割引を適用するという。
サンタコスチュームは12月25日まで。