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赤羽でフードイベント「AKABANE CHEESE LAB」 北海道の食材テーマに

店主の及川さん、賑わう店内で

店主の及川さん、賑わう店内で

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 赤羽のチーズ専門店「ラクレット×ラクレット」(赤羽1、TEL 03-5939-9378)でフードイベント「AKABANE CHEESE LAB~ラクレット×ラクレットに北海道がやってくる~」が7月7日、開催された。

ゲストの石川さん(中央)とスタッフと参加者

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 同イベントの開催について、オーナーシェフの及川秋紀さんは「自身と社員の成長と北区赤羽に日本中のおいしいものを集め、毎月、47都道府県から1つの地域を選び、その地域の食材と食事を楽しみながら、人と人がつながる場を提供したいと思い企画した」と言う。イベント限定のメニューの今回のテーマは「北海道」。1回目の開催となった同イベントは満席となった(参加費=4,000円)。

 この日は、ゲストでフードプロデュサーの石川進之介さんによる、メニューに使われた食材の解説から、イベントがスタートした。石川さんは、世界37カ国を旅して一期一会の料理を生み出してきたという、元「旅するシェフ」。区内外から集まった30人が、石川さん監修の下、及川さんと、同店料理長の田渕洋一さんが手掛けた料理を楽しんだ。

 メニューは、えりも短角牛カメノコウの「ローストビーフ(十勝の山わさびとトリュフソース」」、北海シマエビの殻で仕込んだ「アメリケーヌ 生パスタ リングイネ」、ブイヨンスープで炊いた「北海道のうまいジャガイモ ラクレットチーズがけ」、「シャキシャキ玉ねぎのサラダ 鮭節ぶっかけ」、北海道直送の魚介を使用した「贅沢(ぜいたく)アクアパッツァ」など全7種のメニューが、ビュッフェスタイルで提供された。ドリンクは北海道メロンのスムージースパークリングカクテルのほか、北海道のワインなどをそろえ、参加者にはキッチンツールや北海道のお茶など、手土産が用意された。

 石川さんは、スイスのメーカー「VICTORINOX(ビクトリノックス)」のグレーダー(おろし金)を使用し、山わさびをその場でおろす実演や、エビのむき方などを参加者に教えるなどし、参加者との交流が見られた。石川さんが実際に生産者を回り、見てきたという食材の説明に大きくうなずく参加者や、食材や料理について、初めて会う参加者同士の会話が弾む様子も見られた。

 及川さんは「47都道府県が終わる4年後には集大成となるイベントを企画したい」と47都道府県制覇に向けて意気込みを見せる。来月は料理長の田渕さんの出身でもある「高知」をテーマに開催予定。田渕さんは「次回は、出身地ということもあり、力が入る。野菜や海の幸などおいしい食材があるので、楽しんでほしい」と笑顔を見せた。

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