赤羽で5月11日・12日、「第64回赤羽馬鹿祭り」が開催された。
祭りの名称は第1回開催日のエイプリルフールにちなんで名付けられたという。毎年数十万人が訪れる北区を代表するイベント当日は、晴天に恵まれ、JR赤羽駅東口エリアを中心に、飲食・物販・ステージなどが用意され、区内外から多くの人が訪れにぎわった。
11日のヒーローショーでは、多くの親子連れが肩車で見物し、会場となった赤羽小学校が子どもらの歓声でにぎわった。ショー目当てに2歳の子どもと一緒に訪れた浮間船渡在住の40代女性は「今回は初参加。昼ごろに赤羽駅に降りたが、いつも通勤で利用している赤羽駅前が、人であふれかえって驚いた」と話す。「ヒーローの赤羽ご当地トークに、大人も楽しんでいた。今回は全て回れなかったので、来年はスケジュールをしっかり見て参加したい」とも。
12日の大パレードでは、学生や社会人の音楽隊や地元商店街や金融機関、区内で活動するダンス教室などの馬鹿踊り(仮装隊)のほか、江戸みこしが練り歩いた。
飲食店ブースに出店した赤羽東口のうどん店スタッフは「今年初めての出店で人の多さに驚いた。何杯提供したか分からなくなるほどお客さまが訪れてくれた。これを機に店の方にも訪れてほしい。また来年も楽しみ」と笑顔を見せる。
当日は、赤羽西口で「平成想い出ソングのど自慢」や赤羽以外にも霜降銀座商店街中心に「ミステリーウォーク」、旧古河庭園の「春のバラフェスティバル」など各地で人気イベントが集中した。大型連休後の週末もイベントが続き、今後も区内への多くの人手が予想される。