「名探偵・浅見光彦の住む街」北区のPRを目的に、北区霜降銀座商店街と豊島区染井銀座商店街が主体となり5月10日から、「ミステリーウォーク2019~楕円形の交錯~」を行っている。
ミステリー作家の故内田康夫さんが手掛ける推理小説の主人公・浅見光彦は、北区西ヶ原在住の設定となっている。同区を実際に歩いてより知ってもらおうと企画した同イベントは今年で20回目。
参加者は、謎解きストーリーや地図を記した「名探偵★浅見光彦の住む街 ミステリー手帖」を片手に、北区西ケ原・中里やJR駒込駅周辺の商店街、神社、寺などを巡りパズルのキーワードを探す。ストーリーの文字が抜けている箇所や指定スポットに掲示した17個のキーワードを集めるとパズルが完成する。所要時間は2~3時間。
昨年は約2万人が参加した。実行委員会スタッフの中村翔志さんは「イベントを楽しみに内田さんファンたちが初日から早速訪れてくれた。手帖片手に街を歩く参加者の姿がたくさん見られてうれしい。初日の昼過ぎにパズルを完成させた人も現れた」と話す。
中村さんは「謎解きと合わせて街散策を楽しんでほしい。商店街で買い物をしながら、店の人との会話を楽しんだり、新たな発見をしてほしい。週末は天気も良さそうなので、多くの人に足を運んでいただければ」と参加を呼び掛ける。
ミステリー手帖は、霜降銀座・染井銀座商店街の各指定店、北区飛鳥山博物館、滝野川図書館、滝野川会館、北区防災センター、JR上中里駅・駒込駅・王子駅、東京メトロ南北線西ケ原駅・駒込駅・王子駅に設置する。参加無料。5月26日まで。