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地域紙「こまごめ通信」1年分を書籍化 駒込駅徒歩15分圏内の情報を掲載

冊子を手にする織田さん(左)と編集長のくれまちこさん(右)

冊子を手にする織田さん(左)と編集長のくれまちこさん(右)

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 駒込駅から徒歩15分圏内の情報を基に制作したコミュニティーペーパー「こまごめ通信」1年間分がまとめて書籍化され、4月30日、フタバ書店(西ヶ原1)とオンラインで販売が始まった。

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 「こまごめ通信」編集部では、同圏内を「こまごめ」とひらがな表記している。同駅が北区、文京区、豊島区にまたがる区境にあり、漢字で書くと地域が限定されることを避ける意図がある。実際には3区をまたいでの生活圏があり、あえてその地域にスポットを当てることで魅力を発信していくことを意図している。

 今回で6巻目となる同冊子では、店主の思いを聞く「こまごめぐるぐる」を掲載。エスニック酒場「ナイスピアー」(西ヶ原1)へのロングインタビューでは、このエリアを好んで出店した経緯やメニュー開発の工夫点などを載せている。

 田端銀座商店街にある「子育て応援ひろばPorePore(ポレポレ)」(田端4)はプレオープン時から取材。同施設の利用者がイベントに参加し、親子で商店街を楽しんだ様子のレポートを掲載するなど、住民の声を反映した地域の情報源となっている。

 漫画を担当した織田博子さんは「住んでいるまちが楽しければ、人生はもっと楽しいをモットーに、こまごめの日常を発掘して6年。地域の1年間を凝縮した、こまごめ通信本6が発売となった。本年度は小学校とのコラボや店の人の思いを深掘りするなど、地域との連携が特徴。この活動がNHKワールドの番組『Dive in Tokyo』でも紹介された。こまごめエリアの魅力がギュッと詰まった一冊を散策のお供にしてほしい」と呼びかける。

 価格は550円。オンラインでは「こまごめ通信BASE」で扱う。

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