
自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆を販売する「カルマ珈琲(コーヒー)」(北区浮間4)が4月1日、JR浮間舟渡駅と北赤羽駅の間の住宅街にオープンした。
店主の内田静子(せいこ)さんは2023年から自家焙煎したコーヒー豆をネット販売してきたが、近隣住民らに焙煎したてのコーヒーの味を知ってもらいたいと実店舗を開いた。
内田さんは「豆の焙煎を始めたきっかけは、私自身がコーヒー好きで、家でも生豆を焙煎できると知ったことから。最初はフライパンを使って焙煎していたが、次第に焙煎する量が増えていったため、焙煎機も購入した」と振り返る。
「元々は事務職や営業職に就いていたが、飲食に関わる仕事をしたいと考えていた。その後、飲食店での勤務をしながら調理師の資格を取得。しかし、趣味で焙煎していたコーヒー豆を知人に分けたところ好評だったので、焙煎を仕事にしたいと考えるようなった」
店で取り扱う豆は全てハンドピック(手作業で欠点豆を取り除く作業)を行い、「コーヒーの品質を高めている」という。コーヒー豆のほか、一杯分ずつカップにのせてコーヒーをいれられるドリップパック、ジュース、台湾茶と紅茶の茶葉も取り扱い、テイクアウトのホットコーヒー(200円~)も販売する。
「通勤途中や散歩中の人などが多く立ち寄ってくれている。ゆくゆくはマルシェや駅構内での販売やイベントなどに参加して、より多くの人にコーヒーを楽しんでもらいたいが、まずは実店舗での営業をしっかりと形にしていければ」と内田さん。
営業時間は11時~19時。金曜・日曜定休。