
北区豊島区民センター(北区豊島3)で2月26日、豊島円卓きずな会議「豊島地域の今とこれからの地域づくりを考える」が開催された。
同会議は地域で活動しているさまざまな団体が知り合い、地域情報の共有や親睦を深めるきっかけの場として開催。円卓会議の「円卓」とは、席に上下のないことを表し、出席者に序列はなく、自由に意見交換を行うことが期待されるという。主催は北区。区内複数地域で地域円卓会議を開いている。
参加団体は町会連合会、青少年地区委員会、赤十字奉仕団分団、商店街、地域リサイクラー、シニアクラブ、保護司会、民生委員、児童委員、高齢者あんしんセンター、地域の保育園、消防団、PTA、健康支援センター、社会福祉協議会、医療機関などさまざま。
講師はNPO法人「コミュニティビジネスサポートセンター」代表理事の永沢映さん。まずは、昨今の地域活動のニーズや社会参加による健康増進などの関わりを学び、北区の高齢化率や人口の割合などを踏まえて公民連携による地域活動の重要性を伝えた。次に全国の多世代共生などの事例を複数示し、仕組みづくりの考え方を紹介した後、目指す地域像や地域の課題について各グループで参加者同士が意見交換を行った。
永沢さんは「地域の活動には、主体的に楽しく参加できる参画の工夫が必要。その地域ならではの現状や課題を踏まえて、適切な活動内容や分担を考えて実践することが豊島らしい地域づくりにつながる」と話す。