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中十条の多世代交流カフェで料理教室 兵庫県福崎町産もち麦をテーマに

もち麦料理教室の様子

もち麦料理教室の様子

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 北区中十条の多世代交流カフェ「いろむすびcafe」(北区中十条4)で2月28日、「福崎町産もち麦をおいしく食べよう~もち麦料理教室とランチプレート~」が開かれた。

提供したランチプレート

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 同イベントは、兵庫県福崎町の特産物であるもち麦を使って交流人口の増加を目指す施策の一つとして、神戸国際大学経済学部教授の中村智彦さんが、同店と同町をつないで実現した。

 福崎町は、民俗学の父と呼ばれる柳田國男生誕の地として知られ、柳田國男が同地にカッパがいたという話から始まった伝説があり、これまでもカッパのマスコットキャラクターがいたが、現在は日本一けなげな勤労カッパ「ガジロウ」が、同町の特産物であるもち麦をPRしているという。

  当日は、福崎町地域振興課の林知澄さんと農林振興課の後藤有岐子さんが、同町に伝わるカッパ伝説と同町産のもち麦と料理方法を紹介した後、同カフェのスタッフが考案したランチプレートとデザートを提供した。

 ランチプレートは、もち麦オムレツや鶏ひき肉にもち麦を練りこんだ鶏つくねハンバーグ、もち麦がゆから作ったホワイトソースを使ったカブのファルシー、2種類のもち麦ご飯など。デザートも、もち麦を使った白玉ぜんざいでもち麦茶と一緒に振る舞った。

 後藤さんは「これまで福崎町のもち麦を使った料理を、町外で、目の前で食べてもらう機会はなかったが、福崎町でしか栽培していない米澤モチ2号を料理に、デザートにはフクミファイバーを使ったランチプレートを参加者の皆さんが喜んで食べていたのを見て、もっと広げていきたいと思った」と振り返る。

 林さんは「今回の参加者は、イベント前は誰も福崎町のことを知っている人がいなかったが、今回のイベントを通じて町のことも、福崎町産もち麦のことも知ってもらう機会を持つことができて手応えを感じたので、次回はガジロウを連れて、区内のイベントに参加したい」と意気込みを見せる。

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