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東十条で「こども鉄道縁日」 地域の居場所「ステーション」を目指す

「こども鉄道縁日」会場入り口付近の様子

「こども鉄道縁日」会場入り口付近の様子

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 地域の交流拠点「ヨシハラステーション」(北区東十条5)で2月9日、「こども鉄道縁日」が開催された。「王子まちづくり協会きつね」との共催。

鉄道模型で遊ぶ子どもたち

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 同拠点は、運営する吉原久直さんの祖父が産婦人科医院として開業していた建物のうち、看護師の宿舎としていた日本家屋。今回、同所を地域の居場所として活用することを目的に、初となるイベントを開いた。当日は、鉄道模型や鉄道にまつわるカードゲームなどが楽しめ、親子連れなど27人以上が参加。隣接する元病院ビルの屋上に上がって、新幹線の往来を見物することもできた。

 孤独・孤立が社会問題化する中、医師でもある吉原さんは「開業こそしていないが、祖父の代から3代続けて縁のある地で何かできないかと模索し、準備を進めてきた」という。名称を「ヨシハラステーション」としたのも吉原さんが大の鉄道好きであることと、「ステーション」は人々が集まる場所をイメージしやすいことに由来する。

 王子エリアを盛り上げようと結成された「王子まちづくり協会きつね」の長岡泰弘さんとは、北区のビジネスプランコンテストのセミナーで知り合い、互いに街の活性化を目指していることで意気投合。チラシの作成や広報を長岡さんが担当した。

 吉原さんは「鉄道は子どもから大人が共に楽しめ、話題になりやすいことから企画した。地域での心地良い居場所になっていきたい。今後は北区社会福祉協議会とも連携し、地域で活動する団体にも使っていただければ」と抱負を話す。

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