紀州神社(北区豊島7)で8月23日~25日、例大祭が開かれた。
今年で創建700年を迎える同神社は地元住民から「紀州様」として親しまれている。社殿の老朽化を受けこれからも長く続くようにと、地元住民や企業から1,100万円以上の奉賛金を募り、祭りを前に老朽化が進んだ社殿の延命工事を進めたという。
23日には、みこしへの入魂式や御霊(みたま)入れを行い、24日には社殿の修祓(しゅばつ)式や、子どもたちが引く山車が町内を巡回が行われた。同日16時から境内で紀州神社祭礼連絡会主催の「こども広場」を開催。太鼓の演奏に始まり、かき氷、くじ引き、ヨーヨー釣り、射的など、子ども向けの模擬店が並んだ。25日は、同神社から豊島1丁目~8丁目の各町内会のみこしが出発し、豊島中央通り商店街を連合渡御で一斉に並んで巡行した。各町会では納涼盆踊り大会や子どもフェスタなど子どもたち向けの模擬店や福引抽選会等町会ごとに催し物が開催された。
紀州神社創建700年実行委員会実行委員長村岡潔さんは「コロナ禍が明けて2年に1度の祭りで、大人みこしが5年ぶりに開催できて良かった」と話す。