中高生を対象とした起業家講演会が11月25日に、北とぴあ(北区王子1)で開催された。主催は北区、共催は瀧野川信用金庫で、83人が参加した。
区内の学生にアントレプレナーシップ精神を持ってもらい、将来の起業家の育成を目的に企画した同講演会。当日は、高校生3年生の時に、アマチュアカメラマン対象のリアルイベント事業で起業した経験を持ち、現在は広告代理店やファンマネジメントの事業を手がける企業「ラブレター」を創業した久保ひかりさんが、「若者の起業について」をテーマに講演を行った。
講演後、同信金の下飼手秀明さんが「今のうちに知っておきたいお金のコト」をテーマに、金銭感覚を身に付けるポイントやキャッシュレスの進展などについて講義を行った。
北区産業振興課の井沢知憲さんは「北区にとって生徒を対象とした創業支援は初めての取り組みだったが、当初の想定を超える参加があり大きな手応えを感じた。この講演会を通じて少しでも起業を身近に感じてもらえたら」と期待を込める。