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静電気で貼れる渋沢栄一の訓言入りカレンダー 昭和町の印刷会社が商品化

カレンダーを持つ新栄プロセス社の社員(左から小西さん、蓑輪さん、能戸さん)

カレンダーを持つ新栄プロセス社の社員(左から小西さん、蓑輪さん、能戸さん)

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渋沢栄一の訓言入りカレンダー「グランド・オールド・マン シルエット カレンダー2021」を2月、新栄プロセス社(北区昭和町2)が発売した。

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カレンダーは2021年4月始まりのA4サイズ2枚組のもの2種類(各880円)と、3月始まりのA4サイズ12枚組のもの1種類(2,200円)。いずれも、粘着テープやフックを使わず、静電気だけで壁などに貼れる「シーキャッチカレンダー」になっている。

2019年10月から2020年3月にかけて、北とぴあで開催された「渋沢栄一街中史料館」でのパネル展示の仕事がきっかけとなり、同社は北区と東京北区観光協会が中心になって推進している公民連携のシティプロモーション事業「東京北区渋沢栄一プロジェクト」に参加。北区の助成を受けて、今回の商品化を実現した。

カレンダーに使っているのは「ユポ紙」という特殊な紙で、この紙の製造元であるユポ・コーポレーション(千代田区)の設立には、渋沢栄一ともゆかりの深い王子製紙(現王子ホールディングス)が関わっているという。

「ユポ紙は静電気を帯びやすく、印刷屋泣かせの紙ということで有名だった。シーキャッチカレンダーは、ユポ紙のこの性質を逆手に取って開発したもの」と同社常務の有井学さんは言う。「今回発売したカレンダーでは、渋沢栄一の訓言を十数種類紹介した。今後は、もっと多くの訓言を載せた商品の開発にも取り組んでいきたい」とも。

カレンダーは楽天市場や飛鳥山公園内の「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」、「都電もなか本舗 菓匠 明美」、「扇屋」、「ORGANIC STATION 飛鳥山テラス」などで販売している。

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