「いわぶちまち防災オープンDAY」が12月13日、八雲神社(北区岩淵町)など岩淵町周辺で開催される。主催は岩淵まちづくり協議会。
同町は、日光御成街道の宿場町として栄えた歴史がある地域で、現在は、木造住宅が密集して立ち並ぶ住宅地となっているエリアが存在する。幅員の狭い道路や行き止まりの道などが原因で、消防車の通行や消防活動が困難であるなどの防災上の課題があり、同協議会が2022年に設立され、防災をはじめとした同町のまちづくりに向けた活動に取り組んでいる。
同協議会メンバーの織戸龍也さんは「3回目となる今回は、協議会メンバーに加えて、荒川の河川敷で始まっている『かわまちづくり』のメンバーなど、なるべく若者を中心に助けてもらいながら、高齢者の方々には参加してもらえるような形を取れるようにしている」と話す。
当日は、消火体験などの防災体験コーナーを設けるほか、防災クイズラリーや「顔の見える関係性が生む防災コミュニティー作り」をテーマにしたhappyの首藤義敬社長のトークイベントなどを行う。
防災クイズラリーの受付場所となる同神社では、防災ボトルを受け取り、ゴールの岩淵小学校(岩淵町)の体育館でデコレーションを楽しむことができるほか、岩淵かっぱ広場(岩淵町)などに設けられた防災体験コーナーを回るとアルミブランケットや携帯トイレなど防災グッズを集めたりすることができる。
同協議会メンバーの織戸龍也さんは「今回は、地域の人たちの顔見知りを増やしていこうということで、ゲストを呼んでトークイベントも企画した。かっぱの広場ができて3回目なので、『かっぱたちが帰ってきたよ』というストーリーを入れた演劇タイプのクイズラリーも入れているので、ぜひ楽しんでほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は11時~15時。参加無料。