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王子で「きりたんぽフェス」 地元飲食店が鹿角食材で開発したメニューも

来場を呼びかける山田さん(左)と畑川さん(右)

来場を呼びかける山田さん(左)と畑川さん(右)

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 飛鳥山公園(北区王子1)の飛鳥舞台前広場で12月6日・7日の2日間、「きりたんぽフェス」が開催される。

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 同イベントは、主催の東京都北区観光協会が募集した「飛鳥山公園冬の魅力向上事業」に、秋田県鹿角市のきりたんぽ協議会が手を挙げたことから実現した。

 同市内で米穀店を営みながら、鹿角きりたんぽFM番組「アニソン店長!!」を配信する安保大輔さんが2月、王子駅前公園(王子1)で行われた「ローカルポッドキャストフェス トーキョー#0」に参加した際、北区内の公園を活用したさまざまなイベントが開催されていることを知り、「きりたんぽに関するイベントを区内で開催してみたい」と思ったのが始まりだという。

 安保さんに同事業を紹介し、運営に協力する北区の担い手を育てる「みらい塾」のメンバーである山田浩太さんは「王子は北関東や東北への高速バスの発着地になっていることから、北区を玄関口として、さまざまな人や地域を招き入れる構想を考えていた。地域の人が、鹿角のきりたんぽを知る機会になるのと同時に、区内の飲食店が鹿角の食材を購入する機会として、経済的な循環にもつながれば」と期待する。

 当日は、同市内の飲食店が出店し、きりたんぽ鍋や、たんぽにみそを塗って焼く「みそつけたんぽ」、ホルモン鍋などを提供。併せて、八幡平ポークを使ったサンドイッチ、「かづのりんご」を使ったお菓子、辛いスープのきりたんぽ鍋など、区内の飲食店が鹿角市の食材を使って開発したメニューも味わうことができる。物販コーナーでは、「しそ巻きあんず」などの鹿角産の地産品や日本酒など、鹿角地域の商品を販売する。

 「会場となる飛鳥山公園は、渋沢栄一翁が民間外交でさまざまな人を招いた場所。当日は、現地の飲食店の方が来て調理する『きりたんぽ鍋』のだしの匂いや工芸品などが並ぶので、新幹線に乗らずとも秋田県鹿角の雰囲気を楽しむことができる。飛鳥山公園で鹿角の文化を楽しんでほしい」と山田さん。

 開催時間は10時~16時(7日は15時まで)。入場無料。

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