暮らす・働く 学ぶ・知る

北区と瀧野川信金が熱中症予防でタッグ 「涼みどころ」開設も拡大

「涼みどころ」ののぼりと「たきカワくん」

「涼みどころ」ののぼりと「たきカワくん」

  • 2

  •  

 北区環境課と瀧野川信用金庫が連携し、同金庫の北区内6支店で7月22日から、熱中症予防グッズを配布して熱中症予防を呼びかけている。

熱中症予防を呼びかける山口さん(左)と吉野さん(右)

[広告]

 両者はSDGsの分野で協定を締結していることを背景に、電力オークションの検討などについて定期的に意見交換を行っていたが、2025年6月施行の労働安全衛生規則の改正に伴い、職場における熱中症対策が強化されることから、法施行前から同取り組みを開始し、今年で2回目。

 今回の取り組みでは、6支店の店頭で同金庫のキャラクター「たきカワくん」がプリントされたうちわと、区の施設や商業施設で休憩ができる「涼みどころ」を紹介するウエットティッシュを1日先着20人に配布している。

 「涼みどころ」は熱中症対策の一つとして、誰でも冷房の効いた室内で一時的に休憩できる避暑施設。区内の公共施設や民間施設48カ所で開設している。

 主な施設は、イトーヨーカドー赤羽店(赤羽西1)、テン薬局北赤羽駅前店(赤羽北2)、北とぴあ(王子1)2階共有スペース、滝野川会館(西ヶ原1)4階エレベーターホール待合スペース、田端児童館(田端5)など。対象施設では、「涼みどころ」と記したのぼりを掲出する。

 北区環境課長の山口正博さんは「北区では『涼みどころ』を区の所有施設だけでなく、民間企業の協力も得ながら、公民連携で順次拡大している。今回の取り組みで配布するウエットティッシュに貼付したQRコードにアクセスすると、涼みどころの設置場所が確認できるので、利用したい時に気軽に利用してほしい」と呼びかける。

 同金庫経営サポート部長の吉野雅仁さんは「職場の熱中症対策が義務化されることが決まったときから、区内で働く人や暮らす人にどう伝えていけばいいかを考えてきた。梅雨が明け、より一層の暑さが予想されるので、職場での過ごし方と屋外での過ごし方を考えるきっかけになれば」と期待を込める。

 配布店舗は、本店、東十条支店、西ヶ原支店、赤羽支店、浮間支店、田端支店。8月1日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース