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赤羽かいわいの銭湯の魅力に触れる 王子などで展示交流イベント

公開制作の様子

公開制作の様子

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 「わたしのせんとうとまち 北区の記憶あつめ展 vol.2 赤羽界隈(かいわい)」が現在、北区内2カ所で開催されている。

岩の湯入り口

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 銭湯を核とした多世代間の地域コミュニティーィ再生と記憶アーカイブによる歴史的・文化的まちづくりを行う一般社団法人「せんとうまち」が主催する。

 2023年度から3年間、東京都北区との政策提案協働事業として北区全域の銭湯を巡りながら、地域の歴史や物語を聞き取り、銭湯文化の魅力を再発見しつつ、地域のコミュニティー再生を目指す活動に取り組んでいるという。

 企画展示は2カ所で開催。王子駅高架下「カルチャーロード・ギャラリー」(北区王子1)では、「せんとうまち新聞」や銭湯の記録写真を展示している。

 もう一カ所は「旧越後谷」。岩の湯(岩淵町)の隣にかつてあった酒販店で、湯上がりの一杯を引っ掛ける角打ちとして地域住民に愛されていた場所だという。既に廃業した店舗を借り、せんとうまち新聞を配布するほか、これまでの取材の様子を展示する。

 岩の湯で2月21日、銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんが富士山を描く様子が公開された。3月1日には、赤羽かいわいの銭湯とまちの魅力を取材したメンバーと共に緩く語り合う「せんとうとまちDAY」を予定する。

 同法人代表理事の栗生はるかさんは「最近銭湯ブームになりつつあるが、一過性で終わらせず、銭湯の地域における価値を皆で共有できることを目指す。薄れつつある銭湯の存在感を可視化することで、懐かしむだけでなく、これからの地域を考えるヒントになると考えている。次は王子エリアを予定している。近所の方にはぜひ、古い写真持参で参加してほしい」と呼びかける。

 3月4日まで。

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