
赤レンガ倉庫をリノベーションした中央図書館(北区十条台1)内に2月20日、ベーカリーカフェ「ひぐらしベーカリー」がオープンした。
経営は丸新クリエイト(荒川区)。荒川区の住宅街に1号店である書店を併設したベーカリーカフェと、尾久図書館(荒川区)に2号店を展開しており、今回が3店舗目となる。いずれも「本」に囲まれた場所でベーカリーカフェを展開しているのは、「買ったり借りたりした本をすぐに読むための場所であったり、空腹を満たしたり、一息つくことができたりする場所を提供したいから」だという。
副社長の新井康亮さんは「中央図書館は区内一の蔵書があり、大きな公園に隣接しているため、一日中過ごす滞在型図書館として来る人も多い。長時間滞在する際、休憩したり、パンや焼き菓子を持ち帰って家で楽しんでもらったりするなど、さまざまな形で当店を活用してほしい」と話す。
メニューは、クロワッサン(345円)、フォカッチャピザ(453円)、きなこ揚げパン(237円)、ベイクウェルタルト(453円)のほか20種類以上のパンを提供。そのうち10種類程度は中央図書館店のみの提供となる。ベイクウェルタルトはフランボワーズジャムとアーモンドクリームが特徴のタルトで、今夏、ロンドンに支店がオープンするのにちなんで、イギリス発祥のメニューを取り入れた。今後もメニュー数は徐々に増やしていく予定。
新井さんは「パンを提供するだけではなく、ここにくればその日がちょっとすてきな一日になるような場所になればと思っているが、それは簡単なことではない。少しずつ地域の人々に認知してもらえれば」と期待を込める。
営業時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は16時まで)。月曜・第4木曜定休(月曜が祝日の場合は翌平日休業。その他、図書館の休館日に準じる)。