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音無親水公園で北区初の川床イベント「かわどこかふぇ」

音無親水公園で参加を呼びかける北区観光協会のシェフ日七さん(左)と杉本征哉さん(右)

音無親水公園で参加を呼びかける北区観光協会のシェフ日七さん(左)と杉本征哉さん(右)

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 音無親水公園(北区本町1)で9月10日・11日の2日間、川床で涼を感じるイベント「かわどこかふぇ」が開催される。

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 音無親水公園は石神井川の旧流路に整備された公園で、江戸時代には歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれており当時の名所とされていた。その後、生活排水などが流されたため川の汚染が進んだため、それを改善することと、洪水が発生するのを防ぐ目的で昭和30年代に改修工事が行われ、現在の親水公園の形になった。

 「かわどこかふぇ」を企画した北区観光協会のシェフ日七(ひな)さんは「名所とうたわれていた江戸時代には川を眺めることができるように作られた茶屋や料理屋が立ち並んでいたといわれ、活気あふれていた場所だったと聞いている。コロナ禍で毎年行っていた春と秋の夜のライトアップができなくなり、音無親水公園の新しい魅力を発信できればと川床を開くことにした。親水公園には石畳や木製の水車があるなど和の風情があるので、川床で和の雰囲気を楽しんでもらえれば」と話す。

 当日は王子の老舗和菓子店「石鍋商店」のあんみつや江戸時代から川沿いに店を構える「扇屋」の厚焼き卵、日本茶などを販売。ステージでは巫女(みこ)舞やおはやし、日本舞踊なども披露する。一部の席では川の流れに足を浸けられる「足水」も体験できるようにする。

 開催時間は11時~17時。席料は1人500円。飲食代別途。予約不要。原則1組2人までの30分制。

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