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赤羽岩渕の「青水門」が一部閉門で「ウインク」状態 塗装・修繕工事で

修繕工事のため一部だけ閉門している岩渕水門(青水門)の様子

修繕工事のため一部だけ閉門している岩渕水門(青水門)の様子

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 荒川の岩淵水門(北区志茂5、通称=青水門)が塗装・修繕工事のため、12月11日現在、一時的に1枚だけが閉門の状態となっている。「水門が『ウインク』をしているように見える」と近隣を歩く人から声が上がっている。

水門上にある開閉装置

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 一部閉門の理由は、10~15年の周期で行われる定期工事の一環で、現在は、水門を開閉する際の要であるローラーの取り替え・補修のため。国土交通省荒川下流河川事務所によると、現在の一部閉門は13日には全開になる予定だという。

 この水門は荒川と隅田川を仕切る水門で、洪水時には水門を閉鎖し、荒川の洪水が隅田川へ流入することを防ぎ、隅田川の洪水氾濫を防止する役目を担っている。

 水門を開閉するには、水門上にある開閉装置で操作する方法と、荒川下流河川事務所内にある災害対策室から遠隔操作システムで操作する方法の2通り。電動での開閉は45分、水門の重さで降下する自重降下時には15分で閉門できる。遠隔操作システムで自重降下によって閉門できる。10月の台風19号の際には、この遠隔システムで2007(平成19)年以来の閉門の姿を見せた。

 同河川事務所施設管理課黒木和音さんは「自然災害に備えて毎月の点検をしっかり行うとともに、台風などで出水があった場合はいつでも動けるように訓練している」と話す。

 今後も一部閉門などを実施しながら計画的に工事を進めるという。塗装工事は3枚ある水門のうち1枚のみ塗り替える予定。工期までの間、いつもと違った姿に「水門ファン」の期待も高まる。

 工期は3月28日まで。

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